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気候定まらないお天気がつづいていますね。

池袋ヤマハ店を覗いてみると、一角に”ピアノ編曲の世界”という熱いコーナーができていました。

今年はリストの生誕200年、リストはピアノ編曲作品(トランスクリプション)も膨大に残しているので、このジャンルにも光が当てられています。

リストは、オーケストラ、声楽、室内楽、あらゆる楽器の作品を、ただピアノに置き換えるのではなく、ピアノならではの演奏効果を巧みに用いた編曲を行っていますよね。

”トランスクリプションの父”と言える存在です。

編曲コーナーには、リスト、その弟子のタウジッヒとジロティ、フリードマン、ブゾーニ、グレインジャー、ファイジル・サイなど、ピアノの名手たちによる編曲ばかりです。

彼らの編曲からは、リスト以来さらに発展していったピアノ技法を、明確に見ることができます。

さすが偉人たち、面白いことを色々やってくれています(笑)

中には、音の洪水の中に、ようやく旋律を見つけ出せるほどの難曲も!


そんなに難曲ではなく、ピアノ編曲で何か弾いて見たいという方にお薦めは、ジロティ(リストの弟子でラフマニノフの従兄)の編曲です。

バッハの編曲を多数、その中には、ブゾーニ編曲の「シャコンヌ」を弾きやすくした編曲があります。
ラフマニノフも録音を残したサン・サーンスの「白鳥」は、シンプルながら美しいです。

これらが一冊に収まっているのが、シロティの顔が表紙となっている、電話帳のような厚さの楽譜です。

編曲ものだけではなく、ジロティが指使いやペダリングなどを書き込み校訂したショパンやスクリャービン、ラフマニノフの作品も入っています。演奏するにあたっての参考資料になりますよ。

ここの編曲コーナーで、あなたのトレードマークとなる1曲が見つかるかもしれませんよ!

バッハの平均率第一巻ロ短調 BWV855aが、ジロティによってこのように変身↓。
大好きなピアニスト グレゴリー・ソコロフの演奏で♪





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自宅近くの映画館で、ナタリー・ポートマン主演「ブラックスワン」が上映されていたので見に行きました。
映画館で映画を見るのは、何年かぶりです。

チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」が映画に使われている、という情報しか知らずに鑑賞。

イメージしていた夢物語と違い、サイコサスペンスでかなり恐怖でした(笑)

しかし、心を激しく揺さぶるドラマチックなチャイコフスキーの音楽の一面が強く伝わってきました。

「白鳥の湖」には、コミカルな「4羽の踊り」あり、誰もが耳にする美しいメロディーの数々が親しまれていますよね。

このバレエ音楽を、とっても面白いピアノ音楽に、リメイクした作曲家がいます。

私の敬愛するロシアの作曲家、アレクサンダー・ローゼンブラットによる、『「白鳥の湖」ファンタジー』です。

毎回、個性的でかっこいい曲を作りだしていますが、この作品もローゼンブラットワールド全開です

「白鳥の湖」が、サンバ風、ジャズ風と様々なスタイルに変化していきます。さらにラフマニノフ風の豪快なロシアンピアニズムが加わり、次は何が起きるのかドキドキ熱狂させられます。

まるで映画のように

この曲を、若きロシア人ピアニスト、ニコライ・トカレフの演奏で聴けますよ↓↓

アレキサンダー・ローゼンブラット:チャイコフスキー「白鳥の湖」ファンタジー(Youtube)

前半(4羽の踊りが登場します。)
http://www.youtube.com/watch?v=_tmLVPMMyAg

後半(冒頭から有名な白鳥の旋律が登場します。)

http://www.youtube.com/watch?v=ViJd2F-ADKU&feature=related

7月2日のデュオコンサートでは、鬼才ローゼンブラットのエンターテイメント溢れる連弾曲も演奏します



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帰宅すると、海外発注していた楽譜が、どっさりと届いていました

スーツを着たまま、梱包の開封をはじめました。外国の空気とともに楽譜が姿をあらわし、活き良いよく心拍数高まります

待ちに待った一冊は、マルク=アンドレ・アムラン作曲 『短調による12の練習曲


アムランは、今世紀最強のピアニストと称され、アルカン、ブゾーニ、ゴドフスキーをはじめ、今や人気の作曲家になった、カプースチンの知名度を一気に高めさせた、ピアニスト。

そんな、アムランだけに、約25年をかけてついに完成した、この『12の練習曲』は、前人未到の作品となっています。
自作自演のCDも発売されました。


まず第一曲目『トリプルエチュード』から、仰天する内容となっています

なんと、ショパンのエチュード『Op10-2、25-4、25-11木枯らし』を一度に弾いてしまう合体曲です。

人はとてつもないものを目にした時、笑ってしまうしかありませんね(笑)


他には、リストの『ラ・カンパネラ』による超絶編曲。ショパンの『黒鍵のエチュード』による編曲。

スカルラッティー風の、アムランによるパロディー。左手のために編曲された、チャイコフスキーの『子守り歌

終曲にふさわしい、『プレリュードとフーガ』は、後世に受け継がれる名曲となっています。


今年の夏に、ドイツ・フーズム音楽祭では、アムラン自身による全曲初演が行われました。

日本から演奏を聴きにいった、知人数人の興奮レポートから凄まじさが伝わりました。

インターネットラジオでも放送されましたが、聴きのがしてしまいまい、痛恨・・


アムランは、このエチュード集を作るにあたり、アルカンの「短調による12の練習曲Op.39」からインスピレースションを受けていますが、私は、4曲目の『アルカンによる無窮動風練習曲』に最もはまりました。

すでに、ロシア人のアミーロフがチャイコフスキー国際コンクールで、演奏し話題になりましたが、腕自慢にもってこいの”ピアノレパートリー”になっていくでしょう。


楽譜を見て仰天されたい方は、こちらで購入できますよ。 ペータース出版社  カマクラムジカ

音の洪水が、現代アートのようで美しい楽譜です ☆☆☆


アムランの演奏による、ショパンのトリプルエチュード(YouTubeへ) 弾く前のジェスチャーに注目!



お気持ちをありがとうございます。
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譜面冒頭の右手に注目されてください

「ひぇ手がぁ」となりませんか?(笑)

バッハの有名なカンタータ、『羊は安らかに草を食む』の美しいメロディを、ソとミの10度で弾き続けなければ、なりません。左手も10度による和音です。

バッハに、この拷問のような手のサイズを求めたのは、名ピアニストであり作曲家、
パーシー・グレインジャーです。

グレインジャーは、このバッハのカンタータを、ピアノ編曲し、『楽しい鐘』という独自のタイトルを付けました。

10度によるメロディーは、極めて美しく、鐘が鳴り響くのです。

しかし、奏でるためには、よく広がる大きな手でないと演奏不可能です

私は、この編曲を演奏したいので、お風呂上がりに、拡張のストレッチをしています。お相撲さんの
股割りのように(笑)。

広がれ!伸びろ!と念じながらすると、本当に拡張してくるものですね。


グレンジャーは、「走るピアニスト」と称されたユニークな音楽家で、絶頂期には、コンサート会場のある街から街を、なんと走り、歩いて移動していたのです!。

各地で採取した、民謡を曲に取り入れ『カントリー・ガーデン』など多数の名作を残しています。

ピアノトランスクリプションも名作揃いで、フォーレ『夢のあとに』、ブラームス『子守り歌』や、
チャイコフスキー『花のワルツ」』
(プレトニョフは、この編曲に敬意をはらい、自編の『くるみ割り人形』に、花のワルツを入れなかったとか。)など、数多く作っています。


この編曲は、バッハをピアノで本当に美しく響かせれる、傑作です☆☆☆。

なお、冒頭を3度にしている、簡易編曲も作っていますが、10度の『楽しい鐘』を鳴らしたいです

こんな裏技はどうですか・・?↓↓
Rachmaninov had big Hands ♪(youtube)



秋深まってきましたね、今日も良い日を! 
↓ありがとうございます。
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ラッララドシラミッミミソファミ

この有名なパカニーニの主題を使って、いったいどれだけの音楽家が変奏曲を作ったことでしょう。

リストに始まり、ブラームス、ラフマニノフ、ルトワフスキーなど皆、代表作となる名変奏曲を作りましたね。

さらに、ファジル・サイのパカニーニ変奏曲を弾くと、ジャズピアニストに変身出来ます。


私がよく演奏するのは、アレクサンダー・ローゼンブラットによるパカニーニ変奏曲です。

留学時代、コンクールで演奏した時、審査員の方から、ローゼンブラットについて質問されたこともありました。

ローゼンブラットは、ロシアのコンポーザ=ピアニストで、カプースチンのように、クラシックの形式にジャズをふんだんに取り入れています。また、お馴染みの「カルメン」や、「白鳥の湖」、「鉄腕アトム」までもユーモアたっぷりのアレンジで、新しい世界に連れていってくれます。

日本にも、2回来日しているので、虜になられた方も多いのではないでしょうか!

パカニーニ変奏曲は、ロシアピアニズムの技巧詰まった、迫力ある、カッコイイ作品で、ニコライ・トカレフが、日本で演奏し、ローゼンブラットは一躍有名になりました。

私も、トカレフのアンコールで耳にした時、「誰のパガニーニなんだろ!」と衝撃の出会いでした。

直後、幸運にも、ローゼンブラットと親交を持たれている方を通じて、楽譜を手にすることが出来ました。この方には感謝尽きません。

さらに、ローゼンブラットとお会いできる機会までも。

その時、恐縮にも、私の演奏の「パガニーニ変奏曲」の録音をお渡ししたら、嬉しいコメントが届き、狂喜乱舞したものです。

楽譜は、日本では一時期、楽譜レンタルのような形で、販売されていたようですが、最近、Schott版から発売されました

大手の楽譜店では、すでに取り扱っているようです。

ニコライ・トカレフの運指が書かれているのが、興味深いですよ

今後の、ローゼンブラットの新作、何が飛び出すのか本当に楽しみです。演奏し続けたい作曲家です。

ローゼンブラット Plays ローゼンブラット



パガニーニのリズムで♪ありがとうございます。
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