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20世紀、大ピアニスト黄金時代の、最後の伝承者。

1915年生まれのアメリカ人ピアニスト、アール・ワイルド(Earl・Wild)が23日、94才で人生の幕を閉じました。

白熊のような白髪がトレードマークで、アメリカ大統領の招きによるホワイトハウスでの演奏は歴代のピアニストの中でも最多数。

ボールドウィンやシゲル・カワイのピアノを愛していました。

90才を記念しカーネギーホールでリサイタルを開き、新たなCDもリリース。ベートーベンやショパンさらに 、自編曲のメキシカンハットダンス♪まで飛び出し、まだまだ健在なテクニックをアピールしていました。

ワイルドの魅力は、黄金時代の演奏家がそうであったように、実に懐の深いレパートリです。スタンダードな作品に加え、タールベルクやタウジッヒなどの忘れさられてしまった曲を名演で後世に残し、ガーシュイン、コープランドなどのアメリカ音楽、さらには自編のショーピースまでも!!。
ワイルドのピアノ編曲はピアノの魅力を最大限に引き出しています。
私は、ワイルドのユーモアと豪華さがつまった、ディズニーの「白雪姫」によるパラフレーズをコンサートでよく演奏していますが、ピアノを弾く楽しさを本当に感じれるのです。

「ヴォカリーズ」を含むラフマニノフの歌曲では、まさにラフマニノフ風な、感動的な書法です。またガーシュインの「アイガットリズム」や「ボギーとベス」。チャイコフスキー「4羽の白鳥の踊り」などは本当に華麗でチャーミングな編曲です。

「弾きたい!」と指がムズムズしてくるセンスの良さがワイルドにはあります。

最近、楽譜を大量に取り寄せた矢先の訃報でした。

リストの多くの作品、パデレフスキーやラフマニノフの全ピアノ協奏曲は歴史的名演として残るでしょう。ワイルドのヴィルトゥオーゾとロマンティシズムをどっぷり味わう事が出来ます♪。

ワイルドの編曲を中心に収録した「ヴィルトゥオーゾ・トランスクリプションズ」(ソニーミュージックレコーズ)は特にお薦めですよ。

自伝の発売予定もあるようです。

巨匠ワイルドの残してくれた、偉大な功績に、敬意と感謝でいっぱいです。

届いた楽譜を開いていこうと思います。
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