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パリ

みなさん、アンドレ・カプレというフランスの作曲家を耳にされたことがありますか?

ドビュッシーと同じ時代に、活躍した指揮者・作曲家です。

このカプレさん、ローマ賞を受賞した大作曲家ですが、友人のドビュッシーの名曲『月の光』『子供の領分』のオーケストラ編曲をしたり、管弦曲『海』の2台ピアノ編曲で、知られているかもしれません。

独創的な歌曲や合唱曲が多く、ピアノ曲はわずかに一曲のみですが、それは宝石のような、ピアノ連弾曲です。

曲名は、『小さなこと、いろいろ』~小さい手と大きな手~、5曲の小品集です

小さい手とは、<子供や、ピアノ初心者>。大きい手は、<先生やピアノ経験者、上級者>が、一緒に弾くための曲です。

この曲が秀でている点は、教育目的の曲でありながらも、洗練された芸術の域に達している作品であることです。


小さい手が弾く、プリモパートは、両手とも、ドレミファソの白鍵の音しか使わず、ワンポジションで容易に弾くことが出来ます。バイエルを弾いているお子さんでも十分に弾ける曲もあります。

指のくぐりのない、ワンポジションだと、ピアノ初心者にとって、自分の弾いている音に集中しやすいというメリットがあります。

このシンプルな小さい手に、美しく多彩なハーモニーとリズムによるセコンドパート(大きい手)が、
寄り添うと、一瞬にして音の世界が広がります

驚くことに、プリモは白鍵のみで弾きますが、ハ長調の曲は一曲もありません。

小さい手は、大きい手と一緒に弾くことで、様々な調性を感じる耳も養うことができます。


全5曲には、とっても愛らしいタイトルが付けられています。

1.小さな子守歌(変二長調)        お洒落!
2.小さなスラブ舞曲(ロ短調)       リズムが活き活きと!
3.小さな小船(イ長調)           大人の雰囲気漂う、パルカローレ♪
4.小さなフランス風行進曲(変ロ短調) ブラスの響きで、行進!
5.小さなやっかいもの(ロ長調)     近代的な響きで、かっこいい!

4曲目には、フランス国歌「ラ・マルセーユ」が登場 カプレの遊び心が、トレビアン!


私は、この曲と出会い、他にも「5本指のための連弾」は、ないものかと調べていくと、

音楽的にも魅力でありながら、ピアノの基礎テクニックを自然と身につけれる、曲集が色々と出てくるものです。

現在、論文にまとめてご紹介したいと執筆に励んでいます。

来月、12月19日には、丸ビル35コンサートにて、デュオでの演奏で、カプレや、ガルッツィをはじめ、5本指の連弾も何曲か取り上げる予定です。

詳細がはっきりしましたら、お知らせさせて頂きたいと思います。ガルッツについても後日に♪


今回の、カプレの曲集は、全音楽譜出版社より「音楽の玉手箱1」として発売されています。

校訂者である、堀江真理子さんの素晴らしい、模範演奏CD付き。絵本のような表紙が
お洒落。

肩を寄せ合い「せ~の!」の掛け声で、エスプリの世界へ!



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