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ピアノを習い始めたころ、先生が隣で伴奏をつけてくださると、雰囲気がパーッと明るくなり、それまで自分が弾いていた曲が見違えるように魅力的になった記憶をお持ちでないでしょうか?


私は子供のころ、先生とレッスンで弾いたピアノ連弾ですっかり魔法にかけられたのです。


この頃に弾いた連弾曲は、ディアベルリ作曲「6つのソナチネ」や「旋律的小品集」でした。

自分の弾く旋律は両手ともワンポジョンで”5つの音”だけなのに、先生の伴奏がついた瞬間、
豊かな響きに包まれ、急に上手くなったような感覚に有頂天になったのです

音楽を奏でる楽しみを味わった瞬間で、ピアノへの向上心があふれはじめました

先生は、連弾が持つ、音楽を楽しめる効果や、ピアノ独奏に大きく反映されることを熟知されての、
策略であったのだと思います。


その後、フランス留学中に、幼児期から連弾がレッスンで導入されている様子を
目の当たりにしました。

なんとも楽しみながら音楽を身に付けている風景だったのです


忘れられぬこれらの体験があり、私もレッスンで連弾も取り入れるようになりました。

すると、生徒さんの読譜能力やピアノ基礎テクニックの育成に大きな効果が出てきたのです。

特に、”自分の音を良く聴く”という当たり前のようで習慣づけにくい聴覚の機敏さは、連弾によって
日常化させることができます。自分の音、相手の音を聴かないと連弾は成り立たないからなんですね。

この機敏な聴覚は、美しい理想的なタッチ作りへの最も大切な要素です。


これまで連弾から得れる、数々の効用は知られていますが、しかし、それを詳しく読むことができる、専門書や論文が、本当に残念なことに少ないのです。(児玉夫妻デュオ、松永晴樹氏による著書はどちらも素晴らしい内容です!再版が望まれる希少な書籍です。)

この連弾が放つ力を、一人でも多くの方と分かち合えれたらと、昨年から連弾について論文にまとめてみようと思いました。

まず、私がはじめて弾いたディアベルリのように、ピアノを習い始めてまもなくからでも弾ける
「5つの音による連弾曲」をテーマにしました。


このテーマとなるとさらに、文献や資料の収集には、苦戦し、手当たりしだいに楽譜も購入。
パリ国立高等音楽院に在学中の久保智史さんには、音楽院の図書館で、貴重な楽譜を見つけて
頂けたり、自宅では届いた楽譜を片っぱしから、妻に連弾相手になってもらいました。

何回も弾いてみたくなる曲があったときは、エキサイトし、そうでない曲は、弾いたあと二人で「・・・・・」(笑)


「5つの音による連弾」のジャンルも世界を見れば、偉大な作曲家による素晴らしい作品が沢山あって、あまり知られぬ宝の山でした。

紙数に限りがあるので、今回は、ドイツとフランスの作曲家にしぼってみました。

その中には、昨年、丸ビルコンサートでも演奏したアンドレ・カプレの作品についても書いています。

シンプルな作品も、子供の曲とは思えないほど芸術に満ち、コンサートレパートリーになってしまう
豪華な曲まで幅広いです。

なんといっても、子供やピアノ初心者の方にとって、一人で味わえない色彩豊かな音楽の世界を、
早くから体感でき、さらに多種多様なピアノテクニックの習得までできるよう工夫されているのには、
驚かされます。


提出した論文、これから修正などを終え、無事、紀要論文集に掲載されましたら

こちらでも公開したいと考えています。


我が家の楽譜棚、ついに楽譜を見つける前に、棚が必要となってきました。。(笑)





5本指でありがとうございます。

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