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ピアノを弾く人にとって、常に抱える課題の一つは、

"弾き慣れた自分のピアノ以外のピアノで弾くこと"

ではないでしょうか。

ホロヴィッツやミケランジェリのように自分のピアノを世界中に持ち運んだピアニストは例外として、フルートやヴァイオリンのように、ピアノは抱えていくわけにはいきません。


先生のレッスン室のピアノやホールのピアノなどで、初めて弾くピアノの、タッチの感覚、鍵盤の重さ、ペダルの感触の違いなどに戸惑った経験をされたことはないでしょうか?

鍵盤蓋のピアノメーカーのロゴが違うだけで、いつもと違う感じがして、暗譜がふっ飛んでしまったこともありました

ピアノも十人十色、自分にとって弾き心地の良いピアノもあれば、なかなか思うようにさせてくれないピアノがあります。

リハーサルのない一発勝負のコンクールでは、シビアな問題となります。

自分の楽器を持ち歩ける、他の楽器の奏者が羨ましくなったものでした。

フランスでの留学中、鍵盤が斜めになっていたり、戻ってこなかった、ピアノに出会ったことがありました。

鍵盤を戻しながら弾くという、かなりスリリングな舞台に
あまりお目にかかれない、個性的なピアノでした(笑)

リヒテルは、鍵盤を戻す係の人を横に置いて、コンサートを行ったというエピソードが残っています。

そんなリヒテルは言っています。

「私はピアノを選ばない、あるピアノを弾くだけだ。」
(「リヒテルは語るピアノと人、芸術と夢」ユーリ・ボリソフ著 宮澤淳一訳 音楽之友社より)

おぉカッコいい
巨人と言われるだけあって説得力があります。

もちろんリヒテルも、上質に調整された最高級のピアノを愛用しました、しかしどんなピアノでも自分の音楽を宿せなくてはいけない。

そんな言葉から、ピアノ弾きには、即座に対応できる柔軟力や動じないタフさ、どんな状況でも音楽を伝える力強い情熱が必要であることを教えてくれました。

とにかく色々なピアノで弾いてみることが、初めてのピアノと仲良くなっていける方法ではないかと、取り組んでいます。

そのピアノでしか表現できない音があると思います。

ピアノとの一期一会を楽しんでいきたいですね


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私が懇意にさせていただいているピアニスト、伊賀あゆみさんと山口雅敏さんが、いわき市にてコンサートを開催しました。 お二人は、ご夫妻でピアノデュオを結成され、幅広いレパートリーで全国でのコンサート活動を展開されています。 今回のコンサートは、楢葉町の方
2011/05/27(金) 11:11:20 | リーラ・ムジカのピアノ室
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